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コロナに立ち向かう 健康医療番組 インタビュー

By 2021年10月7日 No Comments

昨日の名古屋ロケ。東海テレビ 健康医療番組「歯ッピーライフ~お口の健康で免疫力アップ」の取材でした。

藤田医科大学の学長 湯澤由紀夫先生のインタビューがメインです。場所は,名古屋観光ホテル。

その前に開催された中日新聞の対談記事収録。愛知県歯科医師会の内堀典保会長と湯澤学長の対談です。この新聞記事も弊社制作の番組も「いい歯の日」11月8日、報道されます。

この対談をそばで聞いていると、湯澤学長から、貴重なお話しを聞くことができました。まずは、当時の概要から。

新型コロナウイルスによる集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。藤田医科大学病院は、国からの要請後わずか3日後に乗客・乗員128名を、同大学病院岡崎医療センターへ受け入れました。滞在者の約7割が、ロシア、オーストラリア、中国などの外国籍。治療のみならず、滞在時のストレス軽減対策から、食事などの細やかなケアを行い、2次感染者を1人も出さずに全員が無事に退所するに至りました。

昨日の湯澤学長のお話に戻ります。このとき、ある偶然が重なったと。アメリカから招致していた感染症のエキスパート医師。このとき、たまたま愛知県にいた。そのチームがいたからこそ、受け入れることができた。研究と臨床ができるチームで、後に、日本で初めての新型コロナウイルス感染症に対する論文が出せた。それを基準に厚労省が動いた。二次感染者をひとりも出さない。重篤な患者さんを出さない。滞在中快適に過ごしてもらう。多国籍なので、食事も大変だったと。お口のケアとして内堀会長は、すぐに口腔ケアセットを送ったと。さらに、湯澤学長は当時の病院長で、この勇気ある決断を遂行した。128名の治療もさることながら、毎日、検体をとり、調べて、コロナが何であるか不確かな時期に、エビデンスのある論文にまとめて発表したと。

また、受け入れをめぐり、いろいろなことがあったと。当時の記事を探すと・・・。

愛知県岡崎市の藤田医科大岡崎医療センターに滞在したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルス感染者らが全員退所したことを受け、藤田医科大病院(同県豊明市)の湯沢由紀夫病院長は、同センターで記者会見し「隣接小学校や関係者の温かいご支援を受け、大変ありがたく思っている」と述べ、地元への謝意を表明した。

 受け入れを巡り隣接する岡崎市立小の保護者らから「感染リスクはないのか」と不安視する声が上がったが、児童らは入所者や職員らに寄せ書きを贈った。同センターの守瀬善一準備室長は会見で「皆さまの気持ちが伝わる大変素晴らしい贈り物だった」と感謝した。

このような記事がありました。湯澤学長も、多くの方々のご理解と協力があったからこそ、その当時の難局を乗り越えることができたと。

地震や台風、ウイルス感染症など、私たちに次々と起こる試練。どう立ち向かえばいいのか、改めて考えるいい機会を与えていただきました。

この後、湯澤学長には、私が直接インタビュー。その内容は、また。

(制作番組プロデューサー 早川真)

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