ブログ

心の傷を癒すということ

By 2020年8月29日 No Comments

阪神・淡路大震災時、被災者の“心のケア”のパイオニアとして奮闘しつづけた精神科医のヒューマンドラマ「心の傷を癒すということ」のDVD が、9月1日「防災の日」に発売されるそうですね。

『心の傷を癒すということ』 著:安克昌 

阪神・淡路大震災25周年ということで、今年のはじめ、NHK土曜ドラマの原作として、話題になりました。被災者の“心のケア”のパイオニアとして奮闘し続けた精神科医のヒューマンドラマ。テーマは、「大災害と心のケア」。いま、まさに、新型コロナウイルス感染症で、心の傷を抱えた方が多くいます。今回は、「新増補版」として、災害のときの精神医学、心的外傷、そして著者と関係の深かった方の寄稿などが追加されています。コロナ禍のいま、安克昌さんが生きていたら、どんなアドバイスをしてくれるのでしょうか?「誰も独りぼっちにさせへん、てことや」それは、ドラマの中で「心のケアって何か、わかった」から語り始めるセリフ。私たちもこの本を“心のカルテ”として、何気ない日常の風景が戻るまで、寄り添って生きていたい・・・そんな思いがこみ上げてくる一冊でした。

(作家 早川真)

All rights reserved Hybrid.