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最後の将軍・慶喜と渋沢栄一

By 2020年7月11日 No Comments

大河ドラマ第60作の主人公は、新一万円札の顔としても注目される「渋沢栄一」なんですね。


約500の企業を育て、約600の社会公共事業に関わった「日本資本主義の父」。第一国立銀行(現・みずほ銀行)や東京株式取引所(現・東京証券取引所)など500以上の企業や団体の設立・運営にあたった、明治・大正期を代表する実業家・渋沢栄一です。

実は、一橋慶喜(後の江戸幕府15代将軍・徳川慶喜)に仕え、幕臣としてパリ万国博に派遣されているのですね。

以前にも書きましたが、私は歴史番組を担当。そして「徳川慶喜」も描きました。実は、フランスと当時、とても仲が良く、慶喜は、日本のナポレオン3世になる!ってタイトルで放送しました。渋沢栄一と慶喜の関係が描かれる大河ドラマ、楽しみですね。以下、ドラマ発表の記事です。

2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の出演者20人が10日、発表され、俳優・草なぎ剛(46)が徳川幕府最後の将軍・徳川慶喜役で3年ぶりの地上波ドラマ出演、17年ぶり2度目の大河出演を果たすことになった。  慶喜は主人公・渋沢栄一吉沢亮)を重用し、終生に及ぶ信頼関係で結ばれた重要なキャラクター。草なぎは「今回発表された出演者の方々といっしょにお芝居ができることに幸せを感じています。頂いた台本からはエネルギーをすごく感じていて、パワーのあるストーリーを感覚を研ぎ澄ませて演じ、みなさんの記憶に深く残る徳川慶喜にしたいです。慶喜役は、僕の人生にとっても大きな役になると思います。全力をもって挑みたいと思います」とコメントしている。

明治時代、慶喜は、表舞台から姿を消します。それを支えたのが、渋沢栄一や勝海舟です。

勝海舟といえば、坂本龍馬ですね。

勝海舟も、坂本龍馬も、歴史番組で取り上げました。龍馬は、「日本で最初に株式会社を作った男」というタイトルにしました。長生きしていれば、渋沢栄一と、明治時代の日本経済をけん引したことでしょうね。

まあ、戦国と幕末は、とにかく面白い。豪華なタレントが勢ぞろい。歴史番組をするには、ワクワクする時代なんですね。コロナで、今の明智光秀も止まっていますが、とにかく、次の幕末から明治も楽しみにしましょう。

(放送作家 早川真)

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