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ラグビーワールドカップ 1年前は?

By 2020年5月20日 No Comments

テレワークが続く中、去年の手帳を振り返ってみました。一年前の5月は、ラグビーワールドカップに関連した企画のため、大阪のNHKへ打ち合わせに行っていました。担当の方は、ドラマのチーフプロデューサーで、ラガーマン。とても穏やかで、知的な紳士。久しぶりに素晴らしいお仕事をご一緒させていただきました。

大阪の花園ラグビー場に何度も通い、打ち合わせ。私も、高校時代は、ラグビーをしていたので、このグランドでロケできたことは、感慨深いものがありました。

グランドでロケ、ご出演いただいたのは、高橋克典さん、戸田菜穂さん、村田雄浩さん。

実は、この番組、2018年、NHK大阪局が制作した土曜ドラマ「不惑のスクラム」が母体になっていました。3人の俳優さんは、ドラマの出演者。あの萩原健一さんもご出演されていたドラマです。

ラグビーをしていたものとして、印象に残るセリフがたくさんありました。

『誰ひとりとして不要な人はいないんですよ』

『強い選手ばかり集めたからといって勝てるわけじゃない』

『どんな困難な時でもごまかさず、正々堂々と相手に立ち向かっていきます。フェアプレイでね』

直前企画の番組では、ドラマ「不惑のスクラム」を振り返りながらラグビーの素晴らしさを語るというものでした。ラグビーワールドカップが、どこまで盛り上がるのか、去年の5月ごろ、実は不安でした。私たち世代は、新日鉄釜石7連覇、神戸製鋼7連覇の時代。平尾さん、大八木さんなど、スター選手も現れ、大人気のスポーツでした。でも、あれだけ、盛り上がって本当に良かったと思います。

今年の初めは、トップリーグの神戸製鋼の試合も見に行って、さあ、というときに、このような事態になるとは…。最近、ラファエレ ティモシー「つなげる力」の本を読みました。

この写真は、御影高校ラグビー部OB会に3年ほど前に行った時のものです。同級生と先輩たち。今も、草ラグビーしたり、子供たちに指導したり、ラグビー協会で活躍していたり、みなさん、元気です。

「紳士のスポーツ」と言われるラグビーは、「ワンフォーオール、オールフォーワン」という言葉に代表される組織論、審判への抗議を一切認めないフェアプレーの精神、試合が終われば敵味方の区別なく友情を結ぶ「ノーサイド」の精神。ラグビーは現代人が学ぶべきことが数多くあります。いち早くロケに行くことができますように…。では、また明日。

(放送作家 早川真)

 

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