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病気と酸化ストレス

By 2020年4月26日 No Comments

昨日のブログでは、サプリと運動についてと、思っていましたが、新型コロナウイルスで多くの方が命を落としている中、こちらのテーマ「病気と酸化ストレス」について、先に掲載します。

『健康で長生きすること(健康長寿)』は全人類の希望だと考えています。

実は、認知症を始め、150種類以上の病気は、酸化ストレスと密接な関係があることがわかっています。 酸化ストレスを低減することで多くの病気の予防が可能となり、また病気の治療にも応用ができるはずです。

今日も、以前に制作させていただいたYouTubeがありましたので、掲載させていただきます。

 

病気と酸化ストレス。いかがでしたか?当時の台本も掲載しますので、是非参考にしてください。免疫力アップ、コロナウイルスに負けない、ひとつの方法かもしれません。

 

「吉川先生、今回のテーマは「病気と酸化ストレス」について伺いたいと思います。前にも先生おっしゃいましたが酸化ストレスが上がっていくと病気になる。病気になると酸化ストレスも上がるということが言われているんですが、そのあたりのお話を聞かせていただけますでしょうか」

「私の研究からほとんどの病気は、すべて酸化ストレスと断言してもいいだろうと思います。

多かれ少なかれ原因のメインなのかサブなのかは別にして、いろんな病気をつくる原因になっている。一番問題になっているのは目ですね。老化によって目が見えにくくなってきますけども、これも紫外線によって酸化ストレスが起こってくる

皮膚になりますともちろん紫外線で皮膚ガンが起こったり、肺は酸化ストレスにいつも暴露されている。心臓は絶えず筋肉で動いてますので活性酸素を作り出して動かしてますので、酸化ストレスにさらされている。血液が詰まったりしますと心筋梗塞になったりしますが、心筋梗塞になりますと酸化ストレスが筋肉をダメージする。動脈硬化になりますと全身へいく血液量が減ってまいりますのでもちろんいろんな病気を起こしますが、一番の問題は血管が細くなりますから血圧が高くなってまいります。これは高血圧という病気につながってまいります。

昔はたかが脂肪肝と言われていたんですが、これがナッシュという病気で炎症を起こして肝硬変とか肝臓ガンまでなるということがわかってきましたので、その原因も活性酸素があるいは酸化ストレスが関係しているだろうと言われてますし、前立腺の病気とか下肢の血栓の問題とか糖尿病と言われているようなものですね。こういう全身的なものも酸化ストレスだろうと感じられますし。

そこで今度は睡眠、休養というのはとれないと酸化ストレスになってくる。

適度な食事はいいんですけども食べ過ぎてカロリーが多くなりますと、これを消費しようと思って活性酸素ができて酸化ストレスが起こってくる。肥満も酸化ストレスの原因だろうし、それによって起こってくる病気も酸化ストレスによるということになりますので、生活習慣から出てくる病気“生活習慣病”と名付けてますけども、それはほとんど酸化ストレスによる病気だということになりますので」

「頭のてっぺんから足の爪先まで起こってくる病気のほとんどが酸化ストレスに関連していると。そうしますと酸化ストレスを効率的に抑えることができれば、これらの病気は予防ができたり、症状がよくなるんでしょうか」

「そうです。外的な因子を、例えば紫外線を受けるためにいつもサングラスをするとか、紫外線カットの化粧をするとか、いろんな体に悪いものを食べないようにするとかいうことは当然のことですけども、体の中に抗酸化力を増やして酸化ストレスが起こっても大丈夫なように日頃からするというのも大事ですし、それぞれの人がそれぞれの環境で酸化ストレスにどうもさらされているなと思えば、それ用の対策を練っていただくというのが大事だと思います」

「ですから酸化ストレスを抑えて健康長寿を目指すのには、それなりの努力を常日頃しなきゃいかんということですね」

「仕方がないというんじゃなくて、どういう風な自分が状況にあるかというのを知って勉強してそれなりの対策を練っていただくと、これが大事です」

「わかりました。先生、貴重なお話どうもありがとうございます」

 

酸化ストレス、体のサビ、だんだん理解できていますか。

最近では、不妊治療と酸化ストレスの事例もでてきています。抗酸化配合剤を夫婦で試して、赤ちゃんを授かったという報告があります。

明日は、サプリと運動につてい、お送りします。

(健康医療ジャーナリスト 放送作家 早川 真)

 

 

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