9月1日は、防災の日だ。いま、コロナ禍で、あまり目を向けていないが、日本列島は、様々な自然災害と闘っている。2年前の台風。関西国際空港が水没するかのようになった姿は、今でも印象に残っている。
しかし、私はこの空港の工事着工前からテレビ番組や記録映画としてかかわってきたこともあり、このような事態になることは想定していた。詳細はまた、いつか述べる。いま、このときのような台風が近づいている。
以下、記事を抜粋する。
台風シーズンを迎えた9月1日午後9時に台風10号が発生。2年前、西日本に大きな爪痕を残した台風21号に匹敵する勢力で接近するおそれ!週末は大規模災害に厳重警戒。
日本列島に上陸した台風といえば2年前の2018年9月の台風21号です。 この時は、近畿地方を中心に広い範囲で暴風が吹き荒れ、関西国際空港では観測史上1位となる最大瞬間風速58.1メートルを観測。大阪湾を中心に潮位が急上昇し、関西国際空港の滑走路や駐機場が広域にわたって浸水する被害が出ました。 今回も非常に強い勢力で接近・上陸するとなれば同等クラスの被害が想定されます。
毎年、日本列島を襲う台風。その被害は、想定外、とされている。本当だろうか。環境問題。持続化可能な社会。エコな活動。もう、何年も言い続けて、改善されていない。私たちは、10年ほど前、東海テレビのニュース企画で毎週50本ほどの、環境問題をテーマにした番組を放送した。詳しくは、このブログの5月ごろに記載している。本気で、環境問題をいまも、考え、実行しているのか。はなはだ疑問である。
さらに、地震。阪神・淡路大震災で、神戸に住んでいる私たちは、未曾有の試練を受けた。肉親も亡くなった。家も無くなった。その後、震災の報道番組を大阪や名古屋のテレビ局で何度も放送した。数々の地震学者や研究者たちに取材をした。阪神・淡路大震災は、地震列島の活動期に入った始まりだ、と多く方の意見を聞いた。その通りになった。日本各地を襲う地震。東北の地震も想定外だった、のか。まだ、本命が残っている。東海、東南海、南海の大地震だ。これは、地球の構造上、必ず、やってくる。しかも、近いうちに。
コロナ禍で、自然災害は、少し忘れられている気がする。日本列島に住む限り、対策、心構え、準備、様々なことを想定内で行動するべきだ、と私は強く訴えたい。
(ジャーナリスト 早川真)