今日の神戸新聞、Twitterで見つけました。「コロナとうつ」の記事です。掲載させていただきます。
新型コロナウイルス流行に伴う外出自粛や休業要請によって、うつ症状など精神面での不調を訴える人がどのくらい出たのかを把握するため、厚生労働省が初のメンタルヘルス全国調査を実施する方針を固めたことが26日、分かった。1万人を対象に8月にもインターネット上で開始する。生活の変化はストレスをもたらし、体調悪化や自殺につながる懸念がある。結果は、都道府県などに設置されている精神保健福祉センターでの対応に生かす方針。
調査では、対象者に4~5月の精神状態やストレスにどのように対処したのかを振り返って記入してもらい、不調のサインが出ていないかどうかなどを尋ねる。
2020/7/27 06:00
さて、「大災害と心のケア」といえば、神戸では、この方の本、そしてドラマが記憶に残っていると思います。私が、以前ブログやSNSなどに書いた記事をまとめて載せます。
『心の傷を癒すということ』 著:安克昌
阪神・淡路大震災25周年ということで、今年のはじめ、NHK土曜ドラマの原作として、話題になった本ですね。被災者の“心のケア”のパイオニアとして奮闘し続けた精神科医のヒューマンドラマでした。
チーフプロデューサーは、昨年、一昨年と、ラグビーのドラマや、ラグビーワールドカップ特番でご一緒した方でした。非常に感動的でしたね。柄本さんの演技も素晴らしかったです。
テーマは、「大災害と心のケア」。いま、まさに、新型コロナウイルス感染症で、心の傷を抱えた方が多くいます。ちょうど、その記事がでましたね。感染者の数ばかり、マスメディアは取り上げますが、心のケアは、とても大切ですよ。
今回の『心の傷を癒すということ』著:安克昌 は、「新増補版」として、災害のときの精神医学、心的外傷、そして著者と関係の深かった方の寄稿などが追加されています。さらに、ドラマスタッフの秘話も収録されています。企画を立てたのは、「その街のこども」を手掛けた方です。佐藤江梨子さん、森山未來さんが出演したあの作品です。神戸の方は、特に思いが深いのではないでしょうか。
そして、演出ディレクターは朝ドラ「カーネーション」「べっぴんさん」「まんぷく」で実在の人物をモデルにしたドラマを作ってきた方です。
そんなお話も、「新増補版」には、掲載されています。「誰も独りぼっちにさせへん、てことや」それは、ドラマの中で「心のケアって何か、わかった」から語り始める柄本さんのセリフ。この言葉に寄り添いながら、ウイズコロナ時代を生きていきたいと思いました。では、また明日。
(放送作家 プロデューサー 早川真)