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人間五十年 桶狭間の戦い

By 2020年6月8日 No Comments

昨夜の「麒麟がくる」、桶狭間の戦いでしたね。信長がうたった幸若舞「敦盛」の一節。

織田信長の一代記である資料「信長公記」でも、桶狭間に出陣する前に信長が「幸若舞」の一節を舞ったと記されています。

以前、ブログにも書きましたが、「歴史番組」を担当していました。当然、織田信長は、何度もテーマで取り上げました。この「信長公記」によると、「人間五十年、下天の内をくらぶれば夢幻のごとくなり」(人の一生はせいいぜい五十年、それも下天=六欲天の第五にあたるという化楽天=においては一日一夜にしかあたらないのである。まことに夢幻のごときつかのまの一生であることよ)とうたわれて、「法螺貝を吹け、武具を寄こせ」と仰せになり、ただちによろいをお召しになり、立ちながら食事をとられると、かぶとをおつけになってご出陣になる。と記されています。

私が信長を描いたのは、「巨大鉄船」が歴史を変えた!です。

天下無敵の艦隊、毛利水軍。それまで、何度も苦しめられた織田水軍。率いたのは、九鬼嘉隆。話はそれますが、早川の家系も武士で、親戚が九鬼でした。それは、ともかく、この鉄船こそ、全国制覇をねらう信長の野望、力、技術のすべてが象徴されていたのです。無敵水軍を打ち破った六隻の鉄甲戦艦は、歴史の方向まで変えてしまったのです。外国人宣教師が報告した内容は、先進ヨーロッパに先駆けての鉄板による装甲、比類のない巨大さ、驚異のハイテク船であると。

創造の13原則。その第2原則「人のやらないことをやる」。信長は、そうした能力もあったのですね。

(放送作家 早川真)

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