7日間ブックカバーチャレンジ、「15歳若返る錆びないカラダのつくりかた」吉川敏一先生をご紹介しました。上記の写真は、吉川先生と私です。今から2年前、第18回日本抗加齢医学会総会を取材したときのものです。5・25~27の3日間、大阪国際会議場で開催。日本中のアンチエイジング医学に精通した方が、シンポジウムや講演をされ、大盛況でした。
私が取材したのは、アンチエイジング、酸化ストレス、フレイル、オーラルフレイルと、今年、出版する予定の本は、この時の取材がターニングポイントでした。
さて、この医学会総会の時に、事前収録した映像がYouTubeにありましたので、掲載させていただきます。これまでの対談1~3に続く、第4話です。
いかがでしたか?いつものように当時の台本を抜粋して掲載します。
健康と若さを保つサプリメント活用法。
「吉川先生、今回のテーマは「健康と若さを保つサプリメントの活用法」なんです。先生は酸化ストレスの研究だけではなくて、サプリメントの有効活用というようなことも大変熱心にやっておられましたので、そのお話を聞きたいと思います。ビタミン類のEとかC、これは抗酸化効果があるといわれてるんですが、これは例えばサプリメントのような形で摂取しても効果はあるんでしょうか」
「特にビタミンEは油に溶けるビタミンですので、食事から摂ろうと思うと油も一緒に摂ってしまうんですね。大量に油を摂りますと体に悪いので、ビタミンEはサプリメントで摂らないとなかなか必要な抗酸化力を持っている量は摂取できない」
「食事からは難しいということですね」
「ビタミンCも摂ろうと思えば摂れるんですが、酸化を抑えるぐらいの量は摂れないので、サプリメントを摂った方がより効率がいいということは言えますね」
「他には、例えば生活習慣ですね。運動というものとかはいかがでしょうか」
「軽い運動とか軽いストレスとか、平穏無事な時よりはある程度ちょっとぐらい刺激があったほうがいい。軽い紫外線とかそういうものはいいんですが、これがある程度、度を超えて運動をしすぎるとか、紫外線を浴びすぎるとかストレスを受けすぎるとか、こうなると障害が起こってくる。バランスの問題なんですね。気持ちがいいなとか疲れないなという程度が適度だと思っていただいたらいいんです。そういう生活習慣というのが、抗酸化力を高める生活習慣だと言えますね」
今回は、少し簡単というか、さわり、だけでしたね。吉川先生の本には「病気や老化は、体の細胞が酸化されるところから始まります」。しかし、酸化を防ぐ食べ物はいろいろある。抗酸化力を高めるには、ストレスを減らすことや、良質の睡眠、適度な運動、正しいサプリメントの活用法など、生活全体が大切だと。このあとも、何度か取材して、映像にはまとめているのですが、まだ、YouTubeに見当たりませんね。また、先生に聞いて、ここにも掲載させていただきます。では、また明日。
(健康医療ジャーナリスト早川真)