昨日は、悲しいニュースが流れましたね。
岡江久美子さんが、新型コロナウイルスで亡くなられました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
人生100年時代と言われている中、お若いのに、残念です。
さて、気持ちを切り替えて、この人生100年時代、健康長寿が、私の最近の最重要テーマです。
そこで、アンチエイジングと酸化ストレス、フレイル、オーラルフレイルなどを積極的に取材しています。このテーマを本にまとめて、YouTube専用チャンネルで、ご覧いただくのが今年の新しい仕事です。健康医療番組を25年続けていますが、最近、ネットやSNSなどで、エビデンス、科学的根拠のない情報が行きかっています。そのことが、ずっと気になっていたので、私は、エビデンスのある最新情報をまとめてお役に立ちたいと思います。
今日のテーマ、健康長寿と酸化ストレス。
これも以前に取材させていただいた映像がYouTubeにありましたので、掲載させていただきます。
いかがでしたか。以下に、当時私が作成した台本を参考に転記しておきます。
「健康長寿」と「酸化ストレス」
「吉川先生、今回のテーマは「健康長寿」と「酸化ストレス」。酸化ストレスをいかに防ぐかということについてお話を伺っていきたいと思います」
「我々に備わっている酵素だけでは対処できない。これを補う意味で抗酸化物質というのを外側から摂る必要があるんですね。これはいろんな食べ物がありますし、酸化を抑えるものがたくさんあるので食事から摂ったり、これでなんとか酸化を抑えようというのが我々の考え方なんですね」
「少し代表的なものを2つ3つ挙げていただけますでしょうか」
「たくさんあるので非常に難しいんですが、一言で言うと色のついたもの、これは大体抗酸化物質と思っていい。例えば赤とか緑とか緑黄色野菜というものは、紫外線よけなんですね。ビタミン類であるとビタミンE、ビタミンC、ポリフェノールとか、カロテノイド、そう言うものが抗酸化物質の代表ですね」
「それ以外の食べ物で抗酸化力のあるものはございますでしょうか」
「エビなんか茹でますと赤くなりますよね。あれはアスタキサンチンという抗酸化物質をタンパクがくっつけてて色がついてないんですけど、茹でますと離れて赤くなってくる。タイはエビからそういう色素を摂って焼きますと赤くなりますよね。赤い色素というのは体にいいんです。エビとかカニは甲羅を食べる。若干甲羅の下についてる赤い色素。タイは皮、サケは身、イクラ。そういうものを食べればいい。昆布もたくさん食べればいい。それから緑茶をたくさん飲んだらいい。これもポリフェノールの一種なんですけども。そうするとコーヒーはどうかということですが、コーヒーもクロロゲン酸とか抗酸化物質がたくさん含まれてますので、コーヒーも飲んだらいいだろうと。種の保存をするための種は、抗酸化物質がたっぷりあるわけです。ゴマとかナッツ類とか。先生も僕も一番好きな赤ワインですけども、これはブドウの種の中に入っている抗酸化物質もアルコール抽出されるし、皮も入ってますから皮の中にあって紫外線よけしている抗酸化物質も摂っている。薬としていやいや飲んでいる」
「いやいやですか?(笑)」
「最近はチョコレートのカカオポリフェノールというのも言われていますので、抗酸化物質というのは、摂ろうと思えば工夫すれば、摂れると思います」
さて、酸化ストレスの3回目、明日は、サプリメントと運動のお話です。
ところで、岡江さんは、乳がんの初期だったそうです。日本人の2人に1人が、がんになる時代です。
がんになりやすい食品というものがあります。これは、来週、お届けしますね。
(健康医療ジャーナリスト早川)